宅建の仕事とは?20万人が受験する大人気の理由

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宅建の仕事イメージ

この記事を書いた人:T「そろそろ、ちゃんとしないとマズイかな・・・。」
就職を目指し、宅建を取りたい思っている、飲食店アルバイトの翔太(24歳)。資格の悩みを解決するライスタ博士が、宅建の仕事について、教えてくれます。


翔太(翔太)「ライスタ博士、僕もそろそろ就職しなくちゃ、とは思ってるんだけど、何の取りえもないんだよなあ・・・。」

ライスタ博士(ライスタ博士)「ふむ。で、翔太は資格取得を考えていると。」

翔太「そうなんだ!資格、就職といえば、よく聞く宅建かな?って。とはいっても、不動産屋さんに関する資格、というぐらいしか知らないんだけど。。。」

ライスタ博士「ふむ。では、宅建の仕事や資格について、一緒にみていこうかのう。」

1.宅建の仕事!その前に宅建の正式名称って知ってる?

ライスタ博士「では、まず宅建の仕事は・・・と始める前に、翔太は宅建の正式名称を知っておるか?」

翔太「ええと・・・、宅建主任者かな?」

ライスタ博士「おしい!正解は、宅地建物取引主任者・・・ではなく宅地建物取引士じゃ。」

翔太「え!?宅地建物取引士?そんな名前だったけ!?」


宅建の正式名称は、「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引士」へ

宅地・建物の取引は、生活の土台となるとても重要な取引。その宅地・建物の取引の中で、宅地建物取引主任者が行う重要事項の説明は、住宅環境の変化とともに、複雑化・増加してきました。また、欧米に比べて割合の低い日本の中古住宅の流通を円滑に進めていくためには、より安全に取引できる環境を整えることが必要です。

こうした状況を背景に、宅地建物取引主任者の重要性が高まり、より適正な業務の実施を確保するため、2015年4月に宅地建物取引業法(宅建業法)の一部が改正されました。

具体的な改正点は、「宅地建物取引士の業務原則の明文化」「信用失墜行為の禁止」「宅地建物取引業に従事する者の資質向上」などの項目の追加、そして「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引士」へと名称の変更です。
宅地建物取引士(宅建士)となったことによって、さらに責任と能力の向上が求められています。

翔太「宅地?宅地建物取引?」

ライスタ博士「宅地とは、建物の敷地・・・、まあとりあえず、土地と考えておけばOKじゃ。で、宅地建物取引とは、土地・建物に関する契約、いわゆる不動産契約のこと。例えば、アパートやマンションを借りる時の賃貸契約、マンション・一戸建てを買うときの売買契約などじゃ。」

翔太「なるほど。」

ライスタ博士「ちなみに他の『士』がつく資格は、弁護士、公認会計士、税理士などがあるじゃろ。どれも業務には高い専門知識と責任が求められておる。宅地建物取引士(宅建士)も同様に、責任と能力が従来以上に求められているということじゃのう。」

翔太「弁護士さんと同じ『士』がつくのか。宅建ってとても重要な仕事なんだね。イメージが変わってきたな。」

2.宅建の仕事とは?今さら聞けない、超有名な資格の仕事

ライスタ博士「宅建の仕事とは、一言でいうと宅地・建物の取引のプロ、すなわち不動産取引の専門家じゃ。」

翔太「不動産取引の専門家。そういうとなんか、カッコいいな。で、具体的には何をするの?」

ライスタ博士「ふむ。不動産取引に関連する仕事の中でも、宅地建物取引士(宅建士)にしかできない仕事、すなわち独占業務が3つあるんじゃ。順にみていこうかのう。」


宅建の仕事とは?宅地建物取引士(宅建士)の3つの独占業務

宅地建物取引士(宅建士)にしかできない仕事(独占業務)が3つあります。順番に一緒に見ていきましょう。

(1)重要事項の説明

土地・建物といった不動産は、一般的に数千万円からと、とても高額。購入後に何らかのトラブルがあると大きな損害を受けてしまう可能性があります。そのため、大きなお金が動く不動産売買の契約は、慎重に行われなければなりません。
また、アパートやマンションを借りる賃貸契約であっても、これからの生活の土台が決まる重要な契約です。

これらの不動産売買や賃貸契約の際には、契約者がその土地・建物について事前にきちんと把握し、このまま契約を進めて問題ないかを的確に判断できなければなりません。

あとから、「きちんと説明をうけていない。」「そんなこと全く聞いていないよ!」といったトラブルを未然に防ぐため、契約前に専門資格を持つ宅建士が、土地・建物に関する重要事項の説明をしなければならない、と宅地建物取引業法(宅建業法)にて義務付けられています。

具体的には、例えば、
・一戸建てを購入する際、その建物に欠陥があった場合の保証内容に関する事項
・アパートの賃貸契約における敷金(部屋を損傷させた場合などの修繕費用として充てるために事前預けるお金)に関する事項
・マンションの購入における共有部分に関する規約内容
などがあげられます。
これらはあくまで一例です。重要事項は多岐に渡りますが、どれも契約前に説明をしなければならない大切な事項です。

ライスタ博士「不動産取引の専門家である宅建士が、これらの重要事項をきちんと事前に説明することで、契約者が安心・安全に取引できるんじゃよ。」

(2)重要事項説明書への記名押印

(1)の重要事項に関する説明は、重要事項が記載された重要事項説明書に沿って宅建士が行いますが、その重要事項説明書への記名押印も、宅建士でなければできません。

ライスタ博士「重要事項を説明する宅建士と、重要事項説明書への記名押印をする宅建士が、必ずしも同じであることは法律上求められていないんじゃ。じゃが、一般的には同じ宅建士が担当することが多いようじゃのう。」

(3)契約書面への記名押印

さらに、重要事項の説明を受けたあと、実際に契約する際に取り交わす契約書面においては、宅建士が記名・押印しなければなりません。
なお、契約書には「当事者の氏名・住所」「宅地建物の特定をするために必要な表示」「代金やその支払時期」「宅地建物の引渡し時期」「移転登記の申請時期」といった、必ず記載しなければならない事項(必要的記載事項)が宅地建物取引業法(宅建業法)で定められています。
その他「契約解除に関する事項」など、取り決めがあった時にだけ記載する事項(任意記載事項)があります。

ライスタ博士「宅建士がいないと不動産の契約はできないのじゃ。たとえそれが、不動産会社の社長さんでもじゃ。」

翔太「そうなんだ。なんだか、宅建のイメージがどんどん変わってくるなあ。」

宅建士の魅力についてもっと詳しく知ろう(LECWEBサイト)


3.宅建をとったらどの業界に就職・転職できる?

翔太「就職・転職先となると、やっぱり不動産会社だよね?」

ライスタ博士「そうじゃな。実は、宅地建物取引業(宅建業)を営むためには、従業員の5人に1人は専任の宅地建物取引士(宅建士)をおかなければならない、と法律で決められておるのじゃ。」

翔太「そうなんだ!だから就職に強いといわれるんだね!」


宅建の資格を活かせる3つの業界

(1)不動産業

土地建物の売買などの宅地建物取引業(宅建業)を営むにあたっては、1つの事務所につき、従業員の5人に1人専任(その事務所に常勤して宅建取引業に従事している状態)の宅地建物取引士(宅建士)でなければなりません。
既に不動産業界に従事している方にとっては、必須の資格といってよいでしょう。

宅建の資格をもっていれば、不動産業への転職は有利です。もちろん今までの経験や年齢にもよりますが、不動産業界の経験がない場合も、比較的容易に転職できるケースが多いようです。

学生の場合であれば、不動産業界への就職には圧倒的に有利といえるでしょう。TOEICや簿記など、学生の取得が比較的多い資格に比べ、宅建を取得する学生は少なく、会社にとって必要な資格だからです。
また、宅建の資格を取ることは、「この不動産会社で働きたい!」という熱意を、目に見える形にできるので、他の学生に比べとても強いアピールとなります。

(2)金融業

銀行・信用金庫などが行う高額融資には、「担保」(お金を返せない場合の保証となるもの)が必要になります。お金を借りた側が返済できなくなれば、お金を貸した側は大損害を被ってしまうからです。そこで高額融資にあたっては、高額な資産である不動産を担保とし、返済が不可能となった場合は、不動産によって返済してもらうのです。
金融業にて不動産担保に関連する業務に携わる場合、宅建で得た不動産に関する知識が役に立ちます。

(3)建築業

大手の建築会社になると建築だけでなく、その建築したものを売る宅建業をあわせて行うことが多いです。宅建業となれば宅建士の出番。建築業と不動産業は密接に関係しています。土地がなければ建物は立てられないからです。
不動産取引のプロである宅建士の知識は、建築業界でも大いに役立つでしょう。


★魅力アンケート ~宅建受験生・合格者の声~

ライスタ博士「宅建受験生・合格者に宅建に関する魅力についてアンケートをとったところ、『就職・転職に有利』という回答が53%と圧倒的に多かったのう。また仕事に専門性があるというのも45%で半数弱と、皆にとって大きな魅力のようじゃ。」

翔太「へえ。僕も、専門性のある仕事がしたいなあ。」

宅建の魅力アンケート(ライフスタイル)

宅建の魅力アンケート1

宅建士の今後について詳しくみる(LECWEBサイト)≫

4.宅建に向いている人はどんな人?

翔太「僕、やっぱり宅建を取りたいな!・・・けど、でも僕にできるかなあ・・・。」

ライスタ博士「うむ。宅建の仕事に向いている人は、まず物事をわかりやすく伝えられる人かのう。」

翔太「そうか。宅建士として責任をもって土地や建物について、このまま購入して大丈夫か、事前に購入者がきちんと判断できるように、重要なことをわかりやすくきちんと説明しないといけないもんね。」

ライスタ博士「ほう、すばらしい!翔太は飲み込みがはやいのう。」

翔太「へへ。そうかな。なんか照れるなー。」


宅建の仕事に向いている人

説明が上手な人

宅建士は、その土地や建物がどういったものなのか、という重要事項を説明する仕事のため、人にわかりやすく説明できる、説明が上手な人が向いています。重要事項を説明する目的は、購入にあたっては『その土地・建物を購入する人が購入して問題ないかを判断できるようにすること』です。したがって、その購入者にきちんとわかるように論理的に説明できる、コミュニケーション能力が求められます。

人と接するのが好きな人

人と接する仕事なので、人と接することが好きな人が向いているといえるでしょう。
宅建というと男性のイメージがあるという方もいるかもしれませんが、女性ならではの細かい対応や、気遣い、社交性の高さから、女性にも向いているといえるでしょう。実際に宅建の受験生は3割程度が女性です(平成29年度の場合約31%)。

平日休みがOKの人

ライフスタイル面からみると、宅建士としての仕事は業務内容から、土日は仕事、平日が休みというケースが多いようです。
一見するとデメリットに思えるのですが、平日はどこに遊びに行くにしても土日よりすいていますし、旅行に行く場合も安くいける、など大きなメリットもあります。むしろ人が働いている時に休みたいなど、平日休みに抵抗のない人、メリットを感じられる人は、ライフスタイル面からも向いています。

ライスタ博士「どうじゃ、翔太は人と話すことが好きか?」

翔太「うん。僕もいろんな人と話したい。不動産にも興味あるし、責任のある専門的な仕事をしていたい!」

ライスタ博士「ワシは翔太は宅建士に向いていると思うぞ。不動産に興味があること、人が好きなこと、そして、何よりやりたい!という気持ちが重要じゃ。」

翔太「へへへ。ありがとう。よっしゃー、宅建の資格をとってみせるぞ!」


★向いている人アンケート ~宅建受験生・合格者の声~

ライスタ博士「宅建受験生・合格者に宅建士に向いている人は?と聞いたところ、次のような回答があったぞ。」

Qこの資格・職業に向いている人は、どんな人だと思いますか?(フリー記載)

「もっと活躍の場を広げたいと思っている人。(20代男性 学生)」
「信頼を築ける人(40代男性 会社員)」
「正しく知識を理解して、お客様に安心感を与える人(40代女性 会社員)」
「営業能力に長けている人(40代女性 会社員)」
「誠実な人(30代女性 会社員)」
「社交的な人(50代男性 自由業)」
「サービス精神が高い人(50代男性 会社員)」
「住居という人が生きるために必須のものを扱うため、困難な事情を抱えている人に、真摯に問題解決にむけて相談にのれること。ある程度資産がある人については、資産活用の相談にのれること(40代女性 会社員)」
※多数いただいたコメントから一部抜粋。(2018年3-4月LEC東京リーガルマインド調べ(回答者:宅建受験生・合格者※ ※自己申告による)

翔太「へえ。誠実さ、社交的とか営業力とか、やっぱり人と接することが好きな人が向いているんだね。僕もみんなから感謝されて、頼りにされるような人になりたいな。」

宅建合格体験記をみる(LECWEBサイト)≫

5.宅建士の年収は?

翔太「少し聞きにくいけど・・・、宅建士の年収ってどのくらいなのかな・・・。」

ライスタ博士「ふむ。誰もが気になるところじゃな。ただ、単に宅建の資格を取っただけで、年収が一気にぐーんとあがることはないのう。じゃが、関連性の高い不動産会社の年収は高めなのも事実じゃ。」


宅建士の年収はどのくらい?

不動産取引業の平均年収
厚生労働省の賃金構造基本統計調査(2017年)のデータから算出すると、宅建士と関連性の高い不動産取引業についての平均年収は、563.8万円(平均39.6歳)でした。全体平均を72.6万円上回っています。

不動産取引業
平均年収:563.8万円(平均39.6歳)
年齢別年収:最低233.3万円(~19歳)~最高761.0万円(50~54歳)
※324.6万円(20~24歳)、543.3万円(30~34歳)

全体平均(産業計)
平均年収:491.2万円(平均42.5歳)
年齢別年収:最低248万円(~19歳)~606.5万円(50~54歳)

※厚生労働省の賃金構造基本統計調査(2017年)「[きまって支給する現金給与額]×12カ月+[年間賞与その他特別給与額]」より算出

求人サイトをみると不動産会社を中心に、宅建士有資格者歓迎・優遇などの記載、20万円前半~30万円半ばの記載が多数みられます。企業規模や地域、経験にもよるものの、一般的にいわれている数値、上記年齢別の平均年収などからみて、年収300弱~500万円強が目安の一つといえるでしょう。

なお、求人情報には、不動産販売営業職の年収例で1000万円を超える掲載もあります。ただこれは、契約数・営業成績などでつく、営業インセンティブ(販売報奨金・歩合給)を含めた、あくまで年収例です。当然のことながら、誰でも得られる年収ではありません。また販売単価の高い地域でのケースと推測されますが、営業力のある人にとっては、高収入を目指せる仕事の1つではあるでしょう。

ライスタ博士「1つ注意すべきなのは、『多くの企業で求められているのは、宅建士としての仕事だけではない』ということじゃ。募集の多くは、営業や事務が中心。宅建士の仕事のみをやっていればよいというわけではないんじゃ。」

翔太「なるほど。でも、営業とかもいろいろ経験していきたいな。」

宅建の資格手当がでることがあるってホント!?
宅建の資格をもっていると毎月手当がでる企業が多数あります。一般的にいわれるのが、企業・地域によるものの月5,000~30,000円の資格手当です。
求人情報サイトで「宅建、資格手当」で検索をしてみると、月10,000~30,000円の範囲で多数掲載があり、中には月50,000円の掲載も。不動産事務・不動産営業の募集で、資格手当てに関する掲載が多数ありました。

ライスタ博士「宅建受験生・合格者アンケート『Q.宅建の資格取得をすれば手当てはつきますか?』に対しても、5,000円~20,000円の回答があったぞ。」

翔太「へえ。毎月資格手当てが出るなら、5,000円でもすごくうれしいなあ。」


★年収アンケート ~宅建受験生・合格者の声~

ライスタ博士「アンケートをみると目指したい年収としては、500万円までが、最多の24%じゃった。」

翔太「あ!でもこのアンケートでの合計値では、500万円以上を目指したい人が51%と過半数を上回っているよ。なんか高収入を目指している人も多い感じ?」

ライスタ博士「そうじゃな。先にいったように、不動産業界には高収入の人もおる。なお、ハードルは高いが、宅建業を経営する知識・営業力・資金力があれば、自分で宅建業をやる独立開業も目指せる。独立開業の場合には、他の起業を同じで、さらに年収はさまざまじゃがのう。」

宅建の年収アンケート

宅建合格体験記(LECWEBサイト)≫

6.迷ったらまずは宅建!次の仕事にもつながる資格?

ライスタ博士「翔太がまず宅建の資格を取ろう、と思った理由はなんじゃったかのう?」

翔太「就職と、あとは僕は何の取りえもないから、なんとなくまず資格が欲しかったんだ。自分に自信もなくて、できることが全然ないから・・・。」

ライスタ博士「翔太は正直者じゃのう。わしは翔太のような何か資格が欲しいという人にも、宅建がオススメ資格だと思うんじゃ」

翔太「え、なんで?」


就職・転職のほか、宅建がおすすめな3つ理由

(1)宅建試験は受験しやすい

国家試験と聞くと「すごく大変そう・・・。」とためらう方も多いのではないでしょうか。
確かに宅建は、司法試験や公認会計士といった資格と同じ国家資格。ただ、他の国家試験と比べると、論文試験や口述試験はなく4択50問だけと、とても受験しやすい試験です。
また、宅建合格者の標準的な学習時間は、300時間程度といわれています。もちろん、ある程度の学習期間・時間の確保が必要ですが、他の国家資格と比較すると難易度は低め。この辺りも宅建が人気のある資格の理由のひとつでしょう。

ライスタ博士「毎年20万人程度が受験する宅建試験。受験しやすく、不動産業界にとって必須の資格であるがゆえに、勉強がきちんとできないまま受験する人も多いと推測される試験じゃが、合格率は15%程度と油断は禁物。やり方を間違えずに、しっかり勉強する必要があるんじゃ。」

宅建試験情報をみる≫

(2)宅建に関連する他資格にステップアップできる

特に宅建試験で出題される民法は、他の資格試験でも数多く出題。また、宅建と関連性の高い資格が多数あるので、他の資格とダブルライセンス、他の資格へのステップアップが狙え、今後の仕事の選択肢・幅が広がります。関連する資格をざっとみていきましょう。

マンション管理士
マンションの管理組合(マンションの住人)の立場から、助言・指導・コンサルティングを行う専門家。国家資格です。宅建試験と重なる科目も多数あります。次の管理業務主任者と重なる試験範囲も多いです。

管理業務主任者
マンション管理業者の立場から、指導・重要事項の説明などを行う国家資格。管理業者には一定の設置義務があります。宅建試験と重なる科目が多数あります。上記のマンション管理士と重なる試験範囲も多いです。

不動産鑑定士
不動産の鑑定評価や不動産に関するコンサルティングを行う専門家。国家資格です。民法を中心とし、宅建試験と重なる試験科目があります。

不動産競売主任者
裁判所が販売する競売不動産購入者への助言・代行を行う資格。宅建合格者であれば、20~25時間程度の学習※で合格できる試験です。
※実施団体の「不動産競売流通協会(FKR)」ウェブサイト掲載記事による。

司法書士
不動産登記・商業登記申請を中心に、簡易裁判所の訴訟代理なども行う法律家、国家資格。民法や宅建で学んだ不動産に関する知識が役立ちます。

ファイナンシャルプランナー(FP)
個人から相談を受け、将来の生活設計、資金計画を立て、助言・指導を行う専門家。国家資格(FP技能士)と民間資格(AFP、CFP)があります。人生で一番高い買い物とされる不動産購入について、宅建で学んだ不動産の知識が役立ちます。

行政書士
官公庁(国と地方公共団体の役所)に提出する書類の作成業務を中心に行う法律家で国家資格です。宅建で学んだ民法の知識が、行政書士の試験勉強にあたって有利です。

土地家屋調査士
土地・建物の面積や形などの不動産の表示に関する登記を行う専門家。宅建知識で得た不動産に関する知識が役に立ちます。

翔太「へえ。こんなに関連する資格があるのかあ。なんだか、宅建の資格からどんどん将来が開けてくるなんて、なんだかワクワクするなあ。」

ライスタ博士「宅建の勉強を始める前にざっと知っておくだけでも、宅建の勉強のモチベーションもあがるんじゃないかのう。」

宅建に関連する他資格の詳細をみる(LECウェブサイト)≫

(3)宅建で知識・自信がつく

宅建は、就職・転職に強い資格で、かつ法律知識・不動産に関する知識が身につきます。また、国家資格に合格したという自信もつきますし、勉強のやり方・コツなどのスキルもつきます。
その後どの道に進んだとしても宅建の勉強や合格経験は、人生の中での大きな武器になるのではないでしょうか。

★仕事以外の魅力アンケート ~宅建受験生・合格者の声~

ライスタ博士「ふむ。アンケートでも、『自分に自信がつく』が51%と過半数を上回っておるな。」

翔太「僕も何にも資格もってないし、宅建資格とったら確かに自信がつくな。」

宅建の魅力アンケート(仕事以外)

迷っているなら、まずやってみよう!結局やってみないとわからない

アルバイトでも趣味でも、「自分には向いていないかもなあ・・・。」と思っていたことが、実際にやってみると、「自分に向いてるかも、結構楽しい!」と思えたことが、今までに一度はあるのではないでしょうか。
資格・仕事も同じ。「法律の学習経験がないし、勉強も苦手だし、自分にできるか不安だな・・・。」と考えて、ためらっているなら、まずは1冊だけ買って宅建の勉強を少しだけ始めてみるというのも1つの手です。

翔太「なるほどね。確かに、ウジウジ考えていても何にも変わらないし、実際にやってみないとわからないよなあ。。。」

ライスタ博士「その通り!自分を変えたいなら、毎日小さな行動を繰り返しすることじゃ。宅建には、初めて勉強する方でも気軽に始められる本があるんじゃ。」

翔太「よし!絶対宅建とるぞ!宅建の本、どんなものがあるのかまず見てみよう!」

宅建の書籍をみる(LECウェブサイト)≫

まとめ

いかがでしたか。宅建の「仕事」「就職・転職」「向いている人」「年収」「おすすめする理由」などについて一緒にみてきました。宅建について少しイメージがつかめてきたでしょうか。
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多数のウェブサイト・記事のある中、最後までお読みいただきありがとうございました。

ライスタ博士「少しでも興味をもったら、今すぐ次の行動をしてみることじゃ。熱い想いは冷めやすいからのう。」

翔太「よっしゃ!僕も今すぐ、まずは資料請求をしてみよう!!」

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<登場人物>

ライスタ博士ライスタ博士:資格取得に悩める人たちを救うべく、各種相談を受け、日々資格情報を提供している資格博士。質問者がため口になってしまうほど親しみやすい。

翔太翔太:24歳飲食店アルバイト。なんの取りえもなく将来がみえてこない日々。最近は、きちんと考えて就職しないとなあと宅建の資格に興味をもちはじめている。


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