【宅建士】不動産取引のプロ、それが宅建士(宅地建物取引士)です。不動産取引をするにあたって、契約者が困らないように、「重要事項の説明」「重要事項説明書への記名捺印」「契約書への記名捺印」を行うことは宅建士の独占業務。宅地建物取引業では、事務所ごとに従業員5人に1人以上の割合で必ず専任の宅建士を置かなければなりません。
難易度
(ふつう)
2018年宅建士試験の合格率は15.6%です。ただし、試験勉強がきちんとできずに受験する割合の人が多いと推測される試験なので、勉強のやり方を間違えずに、しっかりと勉強した人は合格できる試験といえるでしょう。
学習時間は300時間程度といわれていますので、勉強時間の確保が必要です。特に仕事が忙しくてまとまった時間がなかなか取れないといった状況では、移動時間、休憩時間などのスキマ時間の活用など、小さなコツコツの積み重ねが合否を分けるポイントになります。
受験資格
年齢、性別、学歴等に関係なく、誰でも受験できます。
試験方法・出題数
四肢択一式、50問
試験内容
試験ではおおむね次の内容が問われます。
・土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
・土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
・土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
・宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
・宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
・宅地及び建物の価格の評定に関すること。
・宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。
上記が公示されていますが、試験内容は大きくわけると次の4つです。※→は各出題数
(1)権利関係(民法や借地借家法など) →14問
(2)宅建業法→20問
(3)法令上の制限(都市計画法、建築基準法など)→8問
(4)税・その他(不動産取得税、不動産鑑定評価基準など)→8問
合格点について
合格点は年によって若干ことなります。最近の合格点は、高い年で「36問」でしたが、2018年度は「37点」と最も高くなりました。目標については現実的かつ少し高めに設定しないと到達しない結果にとなってしまうことが多いです。そのため、宅建の勉強をするにあたっての目標値は、37点より少し高めに設定しておくと安全です。
宅地建物取引士(宅建士)試験スケジュール
願書出願:【郵送】7月上旬~7月下旬/【インターネット】7月上旬から7月中旬
筆記試験:10月の第3日曜日 午後1時~3時(2時間)
※登録講習修了者 午後1時10分~3時(1時間50分)
合格発表:12月第1水曜日又は11月最終水曜日
※※上記内容は、情報を保証するものではございません。日程が変更される場合もございますので、必ずご自身で各実施団体のホームページなどでご確認ください。