勉強に集中したい!
でも、ついついスマホをいじっているうちに時間がたってしまっていた・・・なんてことはありませんか?
そんな「スマホ」と離れられない時代だからこそ、逆にスマホアプリを資格勉強に有効活用してしまえばいいんです。
試験までのスケジュール管理や勉強の効率化のためなど、アプリの勉強活用法はさまざまですが、今回はその中でも「集中力アップにおすすめなスマホアプリとその活用法」についてご紹介します。
そもそも勉強に集中するためにはどうしたらいいのか・・・それは、
1)集中時間を区切って可視化すること
2)環境を整えて誘惑をなくすこと が重要です。
この「集中するために必要な2つのこと」をサポートしてくれるスマホアプリについて、資格受験生・合格者の実際の活用法も交えつつ、順にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
※資格受験生から寄せられた「スマホアプリ勉強活用法」については、一部短縮・抜粋するなどの編集をしている場合があります。
1.「集中時間を区切って可視化する」のにおすすめなアプリとは
1.なぜ集中時間を区切るの?スマホアプリを使うメリットは?
なぜ、集中時間を区切る必要があるのか。それは、人間の集中力が、長い時間継続できないからです。
だらだらとメリハリをつけずに勉強しても、時間だけがたっていて実は全く頭に入っていない、なんてこともしばしば。
そんな状況を変えるためには、最後に待つ「合格」という大きな目標に向かって、1つ1つ達成していくべき「目の前の小さな目標」を立てることが大切です。
そのためには、まず勉強を開始する前に、「集中する時間」を何分と決めて、自分に意図的にプレッシャーを与えることが重要です。そうすることで、脳内物質ノルアドレナリンが分泌され、一気に集中モードに突入することができます。
でも、「いざやるぞ!」と決めてもなかなか行動に移すのは難しい・・・そんな時こそ活用すべきなのが、スマホアプリです。
スマホアプリを利用すると、目標を立て、勉強時間を計って記録して、最後に振返ってまた次の目標へ・・・というPDCAサイクルが簡単にまわせるため、とても便利です。
また、世界的にも有名な時間管理術である「ポモドーロテクニック」の理論に基づいて作成されていたりなど、しっかりとした根拠のもと作成されているものも多く、こういったアプリを使うことで、自分に合った勉強法を一から探すよりもとても効果が出やすいのです。
「ほとんどのアプリが、たいていの機能は無料で使えるっているのも大きなメリットだよね!じゃあ実際にどんなアプリがおすすめなのか、集中時間を区切るのに最適なアプリから順に見ていこう~。」
2.受験生もおすすめする集中力アップに最適なアプリ3選
★集中力を高める&応援してくれるアプリ
「集中」
▼アプリの概要
集中時間をはかって管理するのに最適な、無料のアプリです。
集中したい時間を(10分、25分、60分)から選んで設定し、ひたすら勉強に集中し、終了時には集中できたかをチェックします。休憩時間も(3分、5分、10分)から選べます。また、自分でそれ以外の時間を設定することも可能です。
勉強後は「がんばった時間」と「集中できた時間」をわけてグラフで把握することもでき、集中した時間や質を記録するのにとても役立ちます。また、その日・週・月・年単位でまとめて振返ることもできます。
▼このアプリのいいところ
まず第一に、機能がシンプルでわかりやすいため、使い方に迷うようなことはありません。
デザインもとてもシンプルで、かつ目に優しく、集中力を高めるといわれる「青色」の配色も人気です。また、アプリによく出てくる広告が一切でてこないというのも、うれしいポイントです。
さらに、このアプリの特にいいところは、集中時間が終わった後、その結果について、ちょっとシュールなイラストで、かつユーモアのある言葉でたくさんほめてくれるところです。
人間は「報酬」が予測されると、脳内物質ドーパミンが分泌され、やる気アップにつながるといわれていますが、このアプリ使用者の中には、褒められることを楽しみに頑張ってるという人も多いようです。これはある意味「報酬」ですね!
集中のコツを知るためのワンポイントアドバイスも掲載されており、気晴らしに読むのもおすすめですよ。
このアプリの詳細[Google Play] [iTunes]
「『がんばった時間』と『集中できた時間』が別ってとこがポイントだよね!じゃあ、このアプリを実際に使って、集中力アップに努めている受験生の声を紹介するね。」
集中時間の管理をしてくれるアプリです。設定した集中時間を計り、終了時にはユーモアのある言葉で褒めてくれます。
また、集中時間の記録や集中の質を記録できます。
何よりもクスッと笑えるような応援をしてくれるので、孤独な勉強もやる気が出ます。
また、操作方法や画面のデザインはシンプルのため、使いやすく、分かりやすいです。このアプリのおかげで、集中時間をきっちり測ることにより、上の空であった時間は計上することなく、自分に厳しく勉強計画が可能になりました。
(不動産鑑定士受験生 富士山さん)
他のアプリよりもシンプルで使いやすく、月曜日始まりなども選択できます。また、夜中の0時を回っても自動的に次の日に時間換算されることがなく、夜遅くに勉強する人などにもおすすめです。
とにかく勉強するときは、アプリで時間計測をスタートすると、自動的に集中モードになります。時間を決めて勉強に取り組むことで、スマホを開いたりして無駄な時間を過ごすこともなくなります。また、週単位、月単位で勉強時間の目標を決めて、達成感を味わうこともできます。
(弁理士受験生 ayaさん)
「大人になればなるほど、頑張っても褒めてもらえなくなるから・・・こうやって楽しく褒めてくれると、頑張るモチベーションにつながるよね!個人的には、3分休憩のことを『春の世の夢の如く休む』って表現してるところが好き。。」
★ポモドーロテクニックとTo Do Listを1つに統合したアプリ
「Focus To-Do」
▼アプリの概要
このアプリは、ポモドーロテクニックを取り入れたタイマーと、タスク管理を組合わせた、作業や勉強に集中するために最適な無料アプリです。
ポモドーロテクニックとは、1980年代にイタリア人のフランチェスコ・シリコが考案した、短い作業と短い休憩を1セットとして、それを繰り返す時間管理術です。具体的には、25分勉強(作業)→5分休憩を1セット(1ポモドーロと呼ぶ)とし、これを完了まで繰り返すと集中力を継続できる、というものです。
実際のやり方は簡単で、まずやるべきタスクを設定した後、タイマー設定して勉強と休憩を繰り返すだけでOKです。集中時間(25分)が終わると、休憩時間(5分)、休憩が終わると25分タイマー・・・と交互に自動で表示されるので、動作もスムーズでストレスなく繰り返せます。
タスクも今日・明日・近日中など、先の予定も組んでおくこともできるので、勉強のもれを防げます。
▼このアプリのいいところ
このアプリのいいところは、なんといっても、通常だと別々の機能である「タイマー」と「To Do List」が1つにまとまっているので、集中してやるべき事をもれなくこなせるところです。
また、勉強→休憩の繰り返しがポモドーロテクニックに基づいていることで、意識をしなくても、効率よく集中力を維持することができます。
重要なタスクにリマインダーを設定して通知したり、タスクに費やした時間記録を記録することもできる優れものです。
また、「毎週月曜日」の様に、定期的なタスクを設定して習慣の構築ができたり、タスクを色分けして優先度を可視化し、その日の重要なTo Doを一目で分かるようにすることもできるのでとても便利です。
このアプリの詳細[Google Play] [iTunes]
では、このアプリを実際に活用して、集中力アップに努めている受験生の声をご紹介します。
ポモドーロテクニックを使って、集中力を持続させるアプリです。
人間の集中力は30分程で切れるということで、25分勉強して5分休憩、これを繰り返すことにより、長時間の勉強が実現できます。実際に集中力が切れるまで勉強して、そこから休憩するよりも、集中力が切れる前に一旦休憩した方が、勉強を持続しやすかったです。
(司法書士受験生 エルモさん)
「エルモさんの言うとおり、集中力が切れてから勉強を中断すると疲労感がすごいよね。。自分でまだやれる、ってタイミングで繰り返し休憩をはさむ方が脳に記憶が定着するよ。ぜひ、試してみるべし!」
★集中力アップ・モチベーション維持に役立つアプリ
「目標達成タイマー」
▼アプリの概要
科目ごとの目標をたて、勉強時間を管理するのに最適な、シンプルな無料のタイマーアプリです。
科目ごとに「集中時間」を自分でしっかりと設定することで、集中して勉強に取り組むことができます。自分のライフスタイルに合った1日の起点時間を設定できるので、1日の勉強時間をきっちりと把握できる点もポイントです。
また、設定したタイマーの終了時間だけでなく、予鈴も秒単位で設定することが可能です。実際にタイマーをかけて勉強を開始すると、予鈴・本鈴が通知され、終了時には自動で記録もしてくれるのでとても便利です。
▼このアプリのいいところ
通常のタイマーより優れた点は、科目ごとの設定はもちろん、普段の勉強用・試験のシミュレーション用など、目的別に複数のタイマーを保存しておくことができることろです。特にテストなどを行う際には、予鈴を設定しておくと緊張感を持って勉強することができます。
また、1日の目標勉強時間を設定しておくと、左に科目ごとの「目標時間」、右に「実際の勉強時間」が色分けして棒グラフで表示されるので、達成できたかが一目で確認できます。
1日の勉強時間だけでなく、期間を決めて日ごとの学習総時間も折れ線グラフで見られるため、モチベーションアップにもつながります。
特に、目標の達成度合いを可視化するのに、最適なアプリといえます。
このアプリの詳細[iTunes]
このアプリを実際に活用して、集中力アップ・モチベーション維持に努めている受験生の声をご紹介します。
このアプリは、日々の勉強時間が記録できる日記的なものです。
会社の上司に資格取得の一番の近道は、日々の目標を可視化することが大事だと教わったので、このアプリを使用して日々の勉強時間を記録しています。勉強のモチベーションが上がらないときは、過去の勉強記録を見て自分の努力を確認したり、まだ目標に届いていないと自分を奮い立たせるようにしています。
(司法書士受験生/行政書士・宅地建物取引士合格者 青木 マッハ 大和さん)
「日々の勉強の成果を可視化することは、とても重要だよね!そういったアプリはかなりたくさんあるけど・・・特に有名なのは『Studyplus』かな。受験生で知らない人はいないってくらい大人気で、受験生にアプリ活用法のアンケートをとった際には、なんと全体の3割近くの受験生がおすすめしていたよ。」
2.「環境を整えて誘惑をなくす」のにおすすめなアプリとは
1.なぜ「集中」には環境を整えることが大事なのか
集中して勉強するために必要なこと2つ目は、環境を整えて誘惑をなくすことです。
その一番手っ取り早い方法は、図書館や自習室などで勉強することです。あらゆる誘惑がない上、周りの頑張っている人を意識することで、モチベーションがアップし、集中力も高まります。
人の目があるだけで脳の覚醒度はアップするといわれているので、一人で勉強するよりはかどる場合が多いようです。
とはいっても、ずっと外で勉強するわけにもいかないので、自分の家でもしっかりと勉強する環境を整えたいですよね。
そのためには、まずは自分の部屋でもリビングでもいいので、「家での勉強場所はここだ!」と決めて頭にインプットさせましょう。そこでは、できるだけ勉強以外のことはしないように習慣づけることで、決めた場所に行くだけで、脳が勉強モードに切り替わり易くなります。
次に、勉強机の周りにごちゃごちゃとモノを置かず、必要なものだけにすることも重要です。人間の脳は、目に入ったものを全て情報処理してしまうので、身の回りをシンプルにすることで、脳のエネルギーを無駄なことに使ってしまうのを防ぎます。
また、人間は誘惑に弱い生き物なので、漫画やスマホ・お菓子など、勉強の妨げになるものは視界に入らないように布で隠したり、手が届かない場所に置くというのもとても大事です。誘惑をなくし、集中力を散らさない環境を作り出すことが、集中のための第一歩なのです。
「こうして環境を整えても、それでもやっぱりスマホを触りたくなる、気になってソワソワしちゃう・・・そんな人におすすめしたいのが、スマホを物理的に触らせないようにするアプリ!楽しくスマホ依存を解消できるかも。
ちなみに・・・人の目があると集中できるってのは本当で、一人で家で勉強していても、部屋に鏡を置いた方が、より集中できたという実験結果もあるらしいよ。ぜひ、こちらも試してみては?」
2.集中するために誘惑をなくす!スマホ依存解消アプリ
★スマホを触らない事で木が育って森ができる
「Forest」
▼アプリの概要
136カ国で仕事効率化部門1位となり、全世界400万人以上のユーザーが満足したスマホ依存解消アプリ。
使い方は簡単で、勉強や仕事などに集中したい時、時間を設定して木の苗を植え、その設定した時間、スマホに触らなければ植えた木の苗は立派な木へと成長し、コインがもらえます。
集中時間が終わると、マイフォレストに木を植えてくれ、頑張れば頑張るほど豊かな森に変身していきます。
逆に、我慢できずにスマホを触ってしまうと、木は育たず枯れてしまいます。
▼このアプリのいいところ
このアプリのいいところは、全体的に落ち着いた淡い色の緑や黄色の配色で、勉強しながらも自然を感じることができます。
集中すればするほど、マイフォレストに木が植えられていき、1日ごとに育てた木たちをパッと見で確認することができます。毎日の頑張りをグラフではなく、森の様子で表現しているので、楽しく勉強を振返ることができます。
通常の設定では、集中時間中にスマホを触ってしまうと、失敗となり木が枯れてしまいますが、電卓やメモ機能など勉強に必要な機能だけは使用したい・・・そんな時は有料にはなりますが、「ホワイトリスト」という機能を使用し、「このアプリだけは使用してもOK」と指定することもできます。
また、コインをためると、本物の木を植えることもできるので、環境保護にも気軽に参加することもできます。
このアプリの詳細[Google Play] [iTunes]
では、このアプリを実際に使って、集中力アップに努めている受験生の声をご紹介します。
設定した時間、スマホを放っておくことで木が育つ。他のアプリを使用すると木が枯れる、無料で使用可能なアプリです。
「Forest」を使用している最中は、画面を他のアプリなどに切り替えて少し触ってしまうとすぐに失敗となるが、有料使用にすれば、勉強・仕事に使うアプリは失敗の除外に設定できる「ホワイトリスト」が使用可能です。
勉強を始める前に設定し、放っておく。ついスマホに触っても、木が育っている画像になるのでガマン。
木を育てることで、貯めたポイントで色々な木種を揃えられ、自分好みの森にできる。
ついスマホにダラダラ時間を取られてしまうときにお勧めです。
(司法書士受験生/簿記3級・FP2級合格者 ふみづきさん)
「スマホを触らずに無事集中し終わると、青々とした元気な木が植えられるから、なんだかすごくうれしい気持ちになるんだよね。木の種類もいろいろあるから、マイフォレストをつくっていくのはなかなか楽しいよ!ちなみに、Androidだと無料ダウンロード可能だけど、今のところiPhoneやiPadでは¥250かかるからご注意。でも、それだけの価値はあるアプリだと思うなぁ。」
★植物じゃなくて生き物を育てたい人はこっち
「スマホをやめれば魚が育つ」
▼アプリの概要
お魚育成ゲームとタイマーを組合わせた、無料で始められるスマホ依存解消アプリです。
(広告表示を消すオプションやお魚購入用のコインを買いたい場合は一部有料です)
まずは集中したい時間をセットし、スタートボタンを押すと集中タイムがスタート!
集中タイム中は魚がコインやハートなどのアイテムを集めてきてくれ、ハートは魚の成長、コインは新しい魚の購入に使えます。集中タイム後にアイテムを集め終わると、自動で休憩タイムのタイマーが開始します。
スマホをやめればやめるほど魚は成長していきますが、逆に集中タイム中にスマホを触ってしまうと、集めたアイテムは消えてしまいます。
▼このアプリのいいところ
このアプリのいいところは、なんといってもイラストがかわいいところ。
色鮮やかないろいろな種類の魚がいて、生き物図鑑のように、それぞれの特徴や生息地なども知ることができます。
集中時間を積み重ねていくことで、魚が成長していくので、それが楽しみでスマホを触らずに集中することができます。
集中する時間も、しっかり時間が取れるときは長く(最大120分)、隙間時間で勉強するときは10分とか、下のバーで簡単に変えられるので、やると決めたらすぐに勉強に取り掛かれます。
また、集中タイムの履歴は週ごと月ごとに、棒グラフで見ることもできるので、自分の頑張りを振返ってモチベーションアップにもつながります。
このアプリの詳細[iTunes]
「最後に伝えたいことが1つ!スマホはぜひぜひ活用すべきだけど、寝る直前までスマホを見ていると睡眠が浅くなり、眠りの質が低下するといわれているから注意が必要だよ。睡眠不足は、集中力低下の原因のひとつになるから、勉強が終わって布団に入ったら、スマホの画面を見るのはやめて、しっかりいい睡眠をとるように心がけよう~。」
3.まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回は、数ある勉強に役立つアプリの中でも、「集中力アップにおすすめなスマホアプリとその活用法」について、資格受験生・合格者の声も交えつつご紹介しました。
今回ご紹介したアプリは、無料でほとんどの機能が使えるものばかりですので、「勉強に集中できない・・・」と悩んでいる受験生は、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。
スマホが身近すぎる存在になった今こそ、スマホとうまく付き合い、有効に活用して、思いっきり勉強に集中しちゃいましょう。
これからも、スケジュール管理やモチベーション維持、勉強の効率化のためのアプリなど、受験生の声を交えつつご紹介していく予定ですので、ぜひお楽しみに!
「最後に、バスケットボールの神様マイケル・ジョーダンの名言で、頑張る受験生にエールを贈ります。『自分に期待することではじめて物事は可能になる。』受験生の皆さん、自分を信じてがんばれ~!」
<登場人物ご案内>
ふくちゃん:とっても賢く、資格を知り尽くしている。博士っぽい見た目だが、中身は幼くかわいいキャラクターのため、ふくちゃんと呼ばれている。
<紹介アプリについて>
※本ページで紹介する受験生・合格者のアプリ活用方法などの情報は、ご応募いただいた内容を元に掲載しています。各情報についてLECが保障するものでは一切ありません。
※掲載されている各アプリの内容・使用方法・インストール方法や動作環境等LECでは一切回答できません。
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