勉強時間、確保できてる?見落としがちな4つのポイント

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勉強法のアイデアのイメージ

この記事を書いた人:S

「勉強時間をもっと確保したい」「もっと効率化したい」というのは、多くの資格受験生が持つ悩み。この記事が目にとまった皆さんも、きっとそんな悩みを抱える資格受験生の一人だと思います。

たとえば下記のような、多くの資格受験生が実践している「時間の活用法」があります。

  • 学習スケジュールの管理をしっかりする
  • 自分にとって一番効率のいい時間帯を見つける
  • 隙間時間をうまく使って勉強する

その上で、そんな時間の活用法を、より効果的にするポイントがあるとしたら……ちょっと気になりませんか?実は、勉強時間を確保する上で、「当たり前のようだけど、振り返ると、意外と見落としてたな……」という風になりがちなポイントが、いくつもあるのです。

まずはベースとなる「勉強時間の活用法」を見にいく ≫

この記事では、実際の資格受験生の声とともに「勉強時間の確保」をする上で、大事になるポイントや考え方をご紹介します!

※本記事に掲載の資格受験生・合格者の声は、掲載にあたり、抜粋など一部再構成している場合があります。

1.いつでも始められる準備が大事

まず、勉強時間を効率化するためのポイントとして、当たり前のようで、意外と見落としがちなのが「学習の準備をしておくこと」です。

「資格の勉強をするんだから、もちろん、試験情報や資格取得後の活かし方も調べたし、参考書や問題集も買った。学習スケジュールも立てたし、準備は万端だよ。そんなの当たり前じゃないの?」……という声も、聞こえてきそうですね。

もちろん、そうした基本的な準備も、ぜひ最初にやっておきたいですが、今回お話ししたいのは、「資格勉強にとりかかるための、毎日の準備」のことです。これが意外と、じわじわと効いてくる大事なステップなのです。具体例を見ていきましょう。

まずは机の上に、勉強道具をスタンバイ

本当は動かなければと思うのに、(面倒だなぁ。あと5分したら動こう)(あともう5分……)というちょっとした先送りも、しょっちゅう積み重なると大変な時間ロスです。これは資格勉強にも言えることで、勉強にとりかかる時、同じような経験をしたことがある方も多いと思います。そして、まさにそんな経験から「準備をするようになった」という受験生の声がありました。

机の上勉強モード法 ozamanさん(地方上級・国家一般職受験生)

勉強して寝る時、机の上にそのままにしておき、朝起きた時にそのまま勉強できるようにする。準備する時間を節約できる!これが教科書や参考書、Quick Master(LECのテキスト)をしまってしまうと勉強をスタートする時にどうしても億劫になってしまう。それを防ぐためにもこの方法は有効であると感じる。

特に、朝起きてすぐ勉強する場合には、実践もしやすく効果が高そうな工夫ですね。帰宅後に勉強する場合も、自宅と外で使う教材を分けたり、帰宅してすぐに鞄から教材を出して、机の上に準備しておけば、資格勉強に取り掛かるハードルが下がるはずです。

行動心理学を研究している池田貴将氏も、やりたいことへのプロセスやアクション数を減らす(=ハードルを下げる)ことで、面倒なことでも習慣化しやすくなる、と語っています。

次のような実験があります。Aチームにはむき出しでクッキーが入っている箱を、Bチームには同じ数の個別包装されたクッキーをひと箱与えました。するとAチームのほうが約4倍も速くクッキーを完食したのです。つまり必要な「アクション数」(実験では個包装の包みを開ける手間)が少ないほど、行動は速くなるということです。

これを応用し、やりたいこと、習慣化したいことに関してはアクション数を減らし、やめたいことはアクション数を多くするように工夫すれば、「やりたいこと」に着手することができるでしょう。たとえば、私は朝にジョギングをするために、ジョギングウェアのままで眠ります。朝起きてウェアに着替える手間がないので、出かける気になります。

出典:習慣化するコツは「手数」を減らすこと(THE21オンライン)

謎の人(謎の人)「取り掛かりやすくすれば、必然的に勉強時間も増える上に、習慣化もしやすくなるんだね。難しいことじゃないから、資格勉強に手をつけるまで、いつも少し時間がかかってしまう…という人は、ためしにぜひ『準備をしておく』のをおすすめするよ。」

隙間時間での勉強にもそなえておこう

また、「自宅の机の上」だけでなく、いつでもどこでも始められるようにしているという、こんな声も。

いろいろな場所に教材を配置 まりもさん(行政書士・宅建士合格者/司法書士受験生)

時間があいたから勉強しようと思うと、準備に時間がかかって実際に取り組める時間が少なくなります。そのため、常に教材が手に取れるようにいろいろな場所に教材を置いておき、すぐ手に取れるようにしていました。出かけるときにコンパクトな教材をカバンに必ず入れておくようにしていて、待ち時間などに取り組みます。リビングのテーブルの上にも常に一冊問題集を出しています。こうしておけばテーブルについた時に必ず目につくようになり、朝起きた時や暇な時などにすぐに手に取れるのでちょっとした時間を活用することができます。試験直前にはトイレに問題集を置いておき、トイレに入るたびに解いていたこともあります。スキマ時間が生まれそうな場所ですぐに教材が手に取れるように準備しておくのがポイントです。

謎の人「『外出時の勉強』ということで言えば、教材を持ち歩くのは基本中の基本だね!分厚い参考書は、持っていくのを想像するだけで億劫だけど、最近は持ち歩きを想定されたコンパクト教材もたくさんあるから、ぜひ活用しよう!特に鞄の中でも、取り出しやすいところに入れておくと、自然と隙間時間に手に取る頻度も増えるはずだよ。」

持ち歩くコンパクト教材は、元々そういう仕様のものだけでなく、「分厚いテキストを自分で分冊したもの」や、自作の「暗記カード」や「苦手部分をまとめたノート」などを使っている人も多いようですよ。また、教材をコピーして、家中に置いているという声もありました。

さらに近頃では、欠かせないのが次の「勉強道具」です。

いまや必須!スマートフォンを勉強道具に

スマートフォンは、いつも必ず持ち歩く上に、とてもコンパクトで、しかも多機能です。どこでも講義動画や講義音声を視聴できますし、電子テキストを読んだり、勉強したい箇所を写真に撮っておいたり、暗記アプリなどに覚えたい内容を設定したりしておけば、いつでも見ることができます。資格によっては、問題演習ができるアプリもありますよね。

謎の人「せっかく便利な機械があるんだから、使わない手はない!ここでもやっぱり、勉強に使うアプリなどのアイコンを、『スマートフォンのホーム画面のすぐに押しやすい場所』に配置しておくと、ちょっとした時にアプリを開く頻度が増えるかも。」

2.タスクが多い人こそ、勉強以外の時間を節約

勉強時間を確保する手段として、当たり前のようで、意外と見落としが多いのが、「勉強以外の時間の節約」です。

時間の節約というと、どうしても趣味や息抜きなどといった、「大きなまとまった時間」に目が行きがちですし、そうした時間を削りがちだと思います。しかしながら、たとえ数分でも時間を節約できれば、その隙間時間で、ちょっとした復習などはできるはずです。

また、あれを数分、これを数分…と節約を積み重ねると、それは「まとまった勉強時間」にできるかもしれません。5分」でできる勉強は限られますが、節約した時間を積み重ねて「15分」「30分」にできれば、かなり話が違ってきますよね。資格勉強において、小さな勉強時間の積み重ねは大事ですが、それは反対に、「時間の節約」においても大事なことなのです。

買い物・家事・身じたくの時間を短縮

一日の中で時間を取られていることとして、まず真っ先に思い浮かぶのは、日々の買い物なども含めた「家事」ではないでしょうか。

働きながら家事をこなす人はもちろん、専業主婦・主夫の方も、買い物・家事に時間がとられて悩んでいる方も多いはず。でも、そういったさまざまなタスクを「ちょっとずつ短縮」するくらいなら、なんだか出来そうな気がしませんか?

たとえば、買い物にかかる時間を中心に、こんな風に「時間を節約すること・しないこと」を、上手に使い分けて工夫している「働く資格受験生ママ」もいます。

無駄なく、無理なく時間を節約 ももちゃんさん(キャリアコンサルタントなど合格者/社労士・宅建士受験生)

【買い物】

  • 実店舗で買い物しない(生協、ネットスーパーを利用)。
  • 試着時間が取れないので自分の服はなるべく買わない。
  • 御中元、御歳暮、家族の行事食の注文、子の長期休暇のキャンプ等も決めたHPから注文。
  • ネットやメールで済ませられるもの、指示、発注は休み時間に(株や不動産投資の選定、買付、管理の指示など)

【家事、子育てなど】

  • 会社に来て行く服はワンパターンで良いと割りきる。
  • 小学生の子の塾や学校、教育相談、子と一緒の外出には時間を惜しまず全力を尽くし親として後悔しないようにする。
  • ただし、お礼状は子の教育も兼ねてメールや電話で済ませる事なく一筆入れる事や、面談やカウンセリングは、メールや電話で済ます事なく必ず赴いて対面で行うのがこだわり。今は、子の塾の入退出がメールで届くのは有難い。

【学習】

  • 講義は学校で(東京西部の勤務先から週2回都心に出るのは時間も交通費もかかって贅沢だが、こうした自分のためだけに使う時間が私にとっての唯一の贅沢)。
  • 過去問は、誤りの問題だけを抽出してくれるものを選んで使う。

謎の人「あまりになんでもかんでも時間を節約しようとすると、気持ちの面でもだんだん苦しくなってしまうよね。でも、こんな風に『自分の大事にしたいことには時間をかける』『割り切れるところは時間を節約する』という方法だと、無理なく続けられそう!」

他にも、「お弁当のおかずは自然解凍できるものにし、電子レンジにかける時間すらも短縮」「掃除を土日にまとめてではなく、毎日15分ずつやることで、汚れも溜め込まずストレスを減らし、土日の勉強時間も増やす」などのアイデアもありました。

人によって大事にしたい時間とそうでない時間は違いますし、中には「家事が息抜き」という人もいるかもしれません。無理のない範囲で、自分に合った形で、ちょっとずつ時間の使い方を工夫していくのがポイントです。

また、男性ならではの「身じたくの時間」を節約しているという、こんな声もありました。

身支度にかかる時間の見直し gogomaxさん(司法書士受験生)

勉強時間の捻出のために朝起きて勉強している社会人の方も多いのでは?と思い提案させて頂きます。早起きして勉強している際もありがちではと思うことがあります。「テキストの区切りのいいところまで読む」「問題をこのページまで解く」など予定をたてた際に、手をつけた勉強に区切りをつけるのが難しく、通勤前の身支度の時間ギリギリになってしまい、きちんと準備できずに家を慌てて飛び出すという経験です。

そうすると仕事中も髭などが一日気になってしまうし、勉強もはやく切り上げて準備しないと、という焦りから、集中力が散漫となり頭に入ってきません。

そこで身支度で時間を節約できる方法がないかと検討し、おすすめするのが髭の永久脱毛です。これは非常に効果的で一度脱毛してしまえば、毎朝15分の節約になります。働きながら勉強していて、時間の捻出に苦労している方には効果があると思います。積み重なれば何十時間も勉強時間を捻出できます。身支度にかかる時間を極力減らすことで、出勤時間の直前まで、あせらず集中できるようになりました。他にもワンタッチ式のネクタイを使ったり、いろいろ工夫できることが考えられると思います。

謎の人「特に朝の勉強だと、『他のことに気を取られて焦らなくてもいい』というのは、勉強の集中力・効率に、かなりプラスに影響しそうだね。『勉強時間の捻出のために永久脱毛』っていうのは初めて聞いたけど、こういった方向性の時間の節約は、さまざまなことに応用できるよね。」

よくある「身じたく時間の節約」の例として、曜日によって着ていく服をパターン化している人などは、結構多いかと思います。他にも、朝のメイクに時間がかかっている方は、「まつ毛エクステ」「眉ティント」などを使ってメイク時間を短縮する……といった工夫もできるかもしれません。

もちろん、身じたくだけでなく、一日の生活を振り返ってみれば、小さな「節約できる時間」はたくさんありそうな気がしますね。それぞれは小さなことではありますが、落ち着いて資格勉強に集中するためのひと工夫を、生活に取り入れてみるのはおすすめです。

3.家族や周りの人の協力は不可欠!

こちらも意外と、見落としている方が多いポイントです。

特に家庭のある方で、資格勉強について「金銭面」のことなどは家族と話し合ったことがあっても、「時間」については話し合ったことがないという人も、結構多いのでは?

先ほどご紹介したように、自分で家事などの手順を工夫して、勉強時間を作ることも、ひとつの方法です。しかしながら、それだけでは限界があるにも関わらず、ひとりで「なかなか勉強時間が作れない」と悩んでいないでしょうか。時には「人の手を借りる」ことも、選択肢に入れていいのです。実際に、こんな風に家族の手を借りているという声がありました。

家事時間短縮法♪ たままさん(応用情報技術者・通訳案内士など合格者/弁理士受験生)

フルタイム勤務の三児の母です。「ながら勉強」はもちろんですが、家事をやる時間をいかに短縮するかがカギ!もちろん夫もフル活用(笑)♪夫の協力を得るにあたっては、まず試験に受かるまでに確保すべき1日当たりの勉強時間を提示して、その上で家事の分担を見直し、掃除(トイレ含む)・洗濯・ゴミ出し・週末の料理と作り置きは夫が担当しています。普段の朝の送り出しとお弁当&夕飯は私の担当ですが、そのときもICレコーダは必須(時々焦がしたり、分量間違えたり、とトラブルはありますが(笑))。つい集中してしまいがちな片付けなどはタイマーを使って時間を決めてしています。

他にも、お子さんがある程度大きいのであれば、ちょっとした「お手伝い」や「自分のことは自分でやる」といった協力を、お願いできるかもしれません。また、家事に限らず、「土曜日は一日、資格勉強に集中させてほしい」「合格するまでは、家族で出かける頻度を減らしたい」のようなお願いでもよいと思います。そうした小さなルールも、家族に協力してもらうのと、自分の中だけで決めるのとでは、実行のしやすさがまったく違うはずです。

謎の人「『自分はこの試験に合格するために、資格勉強を頑張りたい。これくらい勉強時間をとろうと思うと、今までのようにはいかないので、こんな風に協力してほしい。』ということを、ちゃんと宣言して、周りに相談することが大事だよ。単に『資格試験に挑戦します!』と言うだけでは、家族や周りの人にも、どうして欲しいのかまでは伝わりづらいからね。ひとりで悩まないで、後悔しないために、しっかりと話し合おう!

もちろん、他の家族も仕事や勉強・部活などに忙しそうで、いろいろお願いしづらいな……という場合もあるかもしれません。しかしながら、思い切って相談してみれば、「あれは少しくらいサボってもいいんじゃない?」「これくらいなら私がやるよ」といったように、その家庭の中でのベストな案が浮かんでくることもあります。

可能なら、友人や会社の同僚にも、資格受験で今までのようには余暇がない旨を、上手く伝えておくのもいいと思います。そうすれば、たとえば「せっかく誘ってもらったし、断ると相手も気を悪くするかな……」と悩む時間も、無理して勉強時間を削ってまで誘いにのってしまうことも、減るかもしれませんよ。

謎の人「もちろん時には誘いにのって、息抜きするのもいいと思うよ!ただ、周りの親しい人たちに、自分の状況を伝えて協力してもらうことで、結果的には予定もコントロールしやすくなり、悩みを減らして、効率化にもつながるんじゃないかな。」

4.メリハリをつけて、限られた勉強時間を効率よく

資格の勉強時間がたくさん取れるのであれば、それに越したことはありません。しかしながら、多くの人は、仕事や家事、学校の勉強など、他にもたくさんのタスクを抱えていますよね。そんな皆さんこそ、「隙間時間」や「ながら勉強」などで、少しでも勉強している内容に触れることは大事です。

……とはいえ、ありとあらゆる隙間時間を資格勉強に使い、何をするにも資格勉強とセット。という風になってしまってはいないでしょうか?それで平気な人はよいのですが、「なかなか勉強内容がはかどらない。でも、ここで休んだら、せっかくできた隙間時間なのに……」といった具合に、無理して朝から晩まで勉強しているとしたら、逆効果かもしれません。

謎の人「だって、『はかどらない』んだもんね。一旦思い切って休憩しちゃった方が、その後の勉強も頑張れるかもしれないよ。」

たとえば、「資格勉強を含め、何事もメリハリが大事だということを、身をもって体感した」という、こんな資格受験生の声も。

30分で頭も体もスマートに! おびたさん(予備試験・行政書士・宅建士合格者/司法試験受験生)

社会人にとっては勉強時間を捻出することが非常に難しいですよね。そのため、スキマ時間をどうやって作るか・スキマ時間をいかに有効活用するか、といったことを考えることが多いと思います。スキマ時間を作り、時間内に得られるモノを最大化する作業は大切です。しかし、勉強以外の時間を有効に使うことで勉強の効率を上げるというアプローチもあるのです。

私の場合のそれは、健康のために始めたジム通いでした。ここで出てくるのが「30分で頭も体もスマートに」という時間の活用法です。具体的には、ジムの滞在時間を30分以内に収めるという方法です。当初はランニングマシンに乗りながらテキストを読んだり、トレーニング中に音声講義を聴いたりもしていましたが、私にとってはジムで過ごす30分は勉強のことを忘れてトレーニングに集中するという方法がベストでした。30分と時間を決めることで無駄な時間を省くことができます。加えて、勉強のことは忘れてトレーニングに集中するというジムの時間がリフレッシュタイムに変わり、その後に設定している勉強により集中できるようになりました。

大事なのは「時間を決めること」です。時間を決めることで勉強以外の時間を無駄な時間にしないことができます。無駄にしないだけではなくて勉強の効率を上げることもできます。30分以内に着替えやトレーニングをするなんて無理、という方もいるかもしれませんが、そんな方も出来れば45分以内には収めてください。なぜなら、それ以上の時間をジムで過ごすことは、勉強時間を失っているだけではなく、トレーニングの効果も失っている可能性があるからです。体を鍛えることを業とするボディビルダーの方も、ジムで1時間以上過ごす人は時間だけでなくトレーニングの効果も無駄にしている、と指摘しています。ぜひ頭だけではなく、体もスマートになりましょう!

「ほどよい息抜きやメリハリが大事なんて、みんな知っていること」という気もしますが、これがなかなか、当たり前のようでも、合格に向けて燃えるあまり、いつの間にか忘れてしまっている資格受験生もまた、意外と多いのです。

謎の人「ちゃんと時間を決めて実行する『リフレッシュの時間』は、『勉強をサボっている時間』というわけじゃないからね。むしろ『勉強の効果を上げるために必要な時間』と割り切って、上手く「休憩」や「息抜き」の時間を作ろう!」

脳の休息の大事さについては、脳科学者の茂木健一郎さんも、自身の著書「脳を使った休息術」の導入部分で、次のようなことを語っています。

ただただ、がむしゃらに働き続ける――。

とにかく、必死で勉強する――。

このような意気込みで頑張っているのに、なぜか結果が伴わないと悩んでいる人もいるかもしれません。ですが、その原因は多くの情報を処理している脳を休ませてあげられていないからに他なりません。

自分の脳を休ませることができるのは、本人である自分自身だけということを肝に銘じて、これからは意識的に脳を休ませる時間をつくることが大切です。

出典: 茂木 健一郎 著「脳を使った休息術」

ここでのポイントは、自分に合った方法を見つけることです。たとえば、運動ひとつでも、「運動だけに集中した方がリフレッシュできる」という人もいれば、「運動しながらだと、いつもより暗記がはかどる」という人もいますよね。

「リフレッシュ方法」も「勉強方法」も、何が合うかは本当に人それぞれです。「この方法がいい」という思い込みにとらわれず、自分でいろいろためしていくと、バランスよく効率を最大化できる、あなただけのパターンが、見つかってくるはずですよ。

まとめ

本記事でご紹介したのは、いわゆる「斬新な勉強時間の活用法」ではありません。しかしながら、今回ご紹介したのはいずれも、勉強時間をより上手く確保し、活用していくために、大切なポイントです。きっと「あらためて考えてみると、簡単なことなのに、できていなかったな」というポイントがあった方もいるのではないでしょうか。

毎日の努力をしっかりと合格につなげるために、より勉強時間の効率を上げるやり方を、探していきましょう。本記事が、「なんだかいまひとつ、勉強時間の確保が上手くいかない……」と思った時の、チェックリストになれば幸いです。

<登場人物紹介>

謎の人謎の人:誰だか知らないけどやたらと資格に詳しくて教えたがり。勉強するのも好きなようで、気まぐれに現れて、勉強法をアドバイスしてくれることも。なんだか妙に「受験経験者」っぽいが、何者なのか?人間界の資格試験を受験できるのか?は、やっぱり謎。

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