司法試験・予備試験情報 ~弁護士になるには~

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弁護士の仕事イメージ

弁護士になるには、「司法試験」に合格する必要があります。そして、この「司法試験」の受験資格を得る為には、現在下記2つのルートがあります。

1.「法科大学院を修了する」こと
2.「予備試験に合格する」こと

司法試験とは、法曹(弁護士、検察官、裁判官)を目指す人に、必要な学識・応用能力が備わっているかを判定するための国家試験です。

予備試験とは、「法科大学院修了程度の知識・能力があるかを判定するための試験」のことです。司法試験は通常、法科大学院修了が必要ですが、予備試験に合格した人のみ法科大学院を修了しなくても司法試験を受けることができます。

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1.難易度

資格の難易度5(非常に難しい)

いわずと知れた最難関資格。
司法試験の受験資格を得る為の試験である「予備試験」は、特に難易度が高く、狭き門となっています。
ここ数年「予備試験」の合格率は3%台で推移しており、平成30年度の最終合格率は3.9%でした。

2.受験資格

司法試験を受験するには、下記1・2のうち、いずれかの条件を満たしており、
かつ受験資格を得てから5年以内に受験する必要があります。

1.法科大学院を修了する 
2.司法試験予備試験に合格する

【法科大学院の受験資格】

1.大学卒業者、あるいは卒業見込みの人
2.1に加え、「法科大学院全国統一適正検査」の受験者

法科大学院には、既習者コース(2年間)・未修者コース(3年間)の2つがあり、どちらでも修了することで受験資格を得ることができます。費用と時間がかかることがデメリットです。

【予備試験の受験資格】

受験資格の制限はありません。年齢・学歴に関わらず受験可能です。

費用や時間がかからないことがメリットですが、非常に難易度が高く合格率も4%前後です。
しかしながら、このような難易度の高い試験を突破した訳ですから、予備試験ルートの受験生は、司法試験の合格率も非常に高くなっています。

3.試験方式・科目

【予備試験の試験方式・科目】

「短答式試験」「論文式試験」「口述試験」があり、短答式に合格した人のみが論文式に、論文式の合格者のみが口述試験を受けられます。
口述試験の合格率は9割を超えていますが、レベルは非常に高いものとなっております。

・短答式試験 合計:270点
憲法/民法
刑法/商法(会社法)
民事訴訟法
刑事訴訟法/行政法
【各30点】
一般教養 【60点】
・論文式試験 合計:500点
憲法/民法
刑法/商法(会社法)
民事訴訟法
刑事訴訟法/行政法
実務基礎(民事 / 刑事)
一般教養
【各50点】

・口述試験
 法的な推論・分析などについて弁論する力があるかを問う試験で、民事実務と刑事実務に関して問われます。主査・副査の2名と受験生1名で面接のような形式で進められていきます。

【司法試験の試験方式・科目】

「短答式試験」「論文式試験」があり、論文式試験の比率が圧倒的に大きくなっています。
論文式試験は、時間が足りない人がほとんどの為、いかに論文対策ができるかが合格のポイントとなっています。

・短答式試験 合計:175点
憲法 【50点】
民法 【75点】
刑法 【50点】
・論文式試験 合計:800点
公法系
憲法/行政法)
【200点】
民事系
(民法/商法(会社法)/民事訴訟法)
【300点】
刑事系
(刑法/刑事訴訟法)
【200点】
選択科目 【100点】

選択科目は下記8科目より1科目を選択
倒産法、租税法、経済法、知的財産法、労働法、環境法、国際関係法(公法系)、国際関係法(私法系)

4.試験実施会場

【予備試験の試験会場】

・短答式試験
札幌市又はその周辺,仙台市,東京都,名古屋市,大阪府又はその周辺,広島市又はその周辺,福岡市
論文式試験
札幌市,東京都,大阪市,福岡市
口述試験
東京都又はその周辺

【司法試験の試験会場】

札幌市,仙台市,東京都,名古屋市,大阪市,広島市,福岡市

5.試験の年間スケジュール

【予備試験の年間スケジュール】

1月中旬~下旬 願書配布・出願
5月 第3日曜日 短答式試験
6月 短答式試験合格発表
7月 第3土曜日・日曜日の2日間 論文式試験
10月上旬 論文式試験合格発表
10月下旬 口述試験
11月 最終合格発表

☆合格後、ようやく司法試験の受験資格を得られます。


【司法試験の年間スケジュール】

11月上旬~12月上旬 願書配布・出願
5 第3週の水・木・土・日の4日間 筆記試験 (最初の3日間:論文式試験/最終日:短答式試験)
6月 短答式試験合格発表
9月 合格発表

☆合格後、1年間の司法修習へと進むことができます。


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6.どんな人が合格しているの?

▼学歴・出身学部は?

2018年(平成30年度)司法試験の合格者のうち、法科大学院出身者の比率は以下のとおりで、やはり法学部出身で既習者コースへ進んだ人の合格率が最も高くなっています。

既修者法学部 66% 既修者非法学部 4%
未修者法学部 21% 未修者非法学部 9%

上位の法科大学院の合格率は以下の通りです。
司法試験の全体の合格率が29.1%でしたので、比較するとかなり高い合格率であることがわかります。

・一橋大学法科大学院:合格率59.5%
・京都大学法科大学院:合格率59.3%
・東京大学法科大学院:合格率48.0%

しかし、圧倒的に合格率が高いのは予備試験ルートの受験者です。
予備試験ルートの受験者は433人中336人が合格し、合格率は驚きの77.6%となっています。

▼年齢・性別は?

2018年(平成30年度)司法試験の合格者は以下の通りです。

合格者の平均年齢:28.8歳
最低年齢:19歳/最高年齢:68歳
男性:1150人(75.41%)/女性:375人(24.59%)

予備試験出身者の中には40代以上の合格者もいますが、法科大学院在学中・卒業後に受験する人が多い為、平均年齢は20代後半となっております。
女性比率は旧司法試験時代よりは増えており、昨年の20.4%から4%ほど増加しました。

受験回数は?

1回目 56.5%
2回目 17.6%
3回目 12.3%
4回目 8.8%
5回目 4.8%

1・2回目で合格する人が全体の70%を越え、圧倒的に多くなっています。
法科大学院を修了又は予備試験合格から時間がたてばたつほど、知識量が現役から遠ざかってしまう為、合格率は毎年がくんと下がる傾向にあります。

※データについては、法務省HP(平成30年司法試験の結果について)より引用

平成30年度の司法試験合格発表を受けて (LECサイト)≫

■最後に■

司法試験・予備試験の試験情報や合格者についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
かなりの難関資格ですが、弁護士になると年収がアップしたり、生涯働けたりなどメリットが沢山あるだけでなく、弁護士にしかできない仕事ばかりなので、大きなやりがいを感じることができます。
試験のことがわかったら、ぜひ弁護士の仕事内容や魅力についても知って頂けると幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

弁護士(法曹)になるためのルートを見る(LEC WEBサイト)≫

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